August 12, 2007

10人、5人、のその次は、3人に決まっている!?

Posted by Satoshi

以前、Study Hallで「渡辺信著:日本人の「数学感覚・数学文化」について」のレジュメを書いたことがありますが、それ以来、数字や模様、形などを見たり聞いたりするたびに、数学感覚・数学文化について考えるようになりました。

たとえば、郡山市内のある小学校でのこと。

その小学校では1年生の下校時、正面玄関の前に全員が集まり、先生のお話があって、全員で挨拶をして下校することになっています。

ある日、先生がお話を始めようとしても、子どもたちの私語が止まずにいました。
先生は「座って、先生の方を見てください」と何度か言いましたが、それでも静かになりません。
先生が「10人の人がまだ見ていません」と言うと、少し静かになりました。
次に、「あと5人!」。すると、かなり静かになりました。

先生は次に「あと3人!」と言うはずだ。私はそう思いました。

そして先生が「あと...」と言ったとき、一緒に「3人」と口ずさんでしまいました。

これが日本人の数学文化と言えるかどうかは定かではありませんが、「10」、「5」、「3」というのは、日本人が好む数字のような気はします。
少なくとも「9」、「4」、「2」といった数字よりも。