Posted by Satoshi Yamamoto
英会話教室の先生方のブログを読んでいると、「モチベーションの維持・管理」や「クラスが始まる前の動機付け」にずいぶんと苦労されていらっしゃる方が多いようです。
教室に入ると、不自然にまで大袈裟な挨拶をされる先生方もいらっしゃいますが、それは先生がそれぐらい一生懸命やっているということの証なのでしょう。(私は、海外でそんな大袈裟な挨拶をしている姿を一度も見たことがありませんが)
しかし同時に、「おやっ?」と思うのは、先生方がそのようにモチベーションを高める努力をして初めて、子どもたちは学ぼうという気になるのだろうか?ということです。
YPKでは、登園してから約20分間は自由な時間があります。
その間、子どもたちそれぞれが好きなことをして遊びます。ブロックやお絵かき、ボールあそびなど。
お習い事では、当然そんな時間はとれません。それだけで、クラスの半分ぐらいが終わってしまうわけですから。
しかし、こうした自由な時間はとても重要です。
子どもたちはその時間を使って本当に夢中に遊ぶのです。でも、「お片づけのうた」が流れ始めるとすぐに率先してお片づけを始めます。そして着席し、モーニングルーティーン → 各課業という具合にスムーズに進んでいきます。
そこには、特別な動機付けなど必要ありません。
子どもたちは自ら学ぼうとしますから。
短い時間で最大の効果を求める保護者さまの気持ちは分かりますが、子どもたちが自ら学ぼうという気になれる環境やシステムを整える方が、結局、長い目で見た場合にメリットであるように思います。